conceptコンセプト
ひとつの海、
異なる景色。

世界にたったひとつの海。
しかしその景色は、みる場所や、
時間、季節によって、
まったく異なります。
アートをみることは、
海をみることと似ていて、
おなじ絵でも、みる人や場所、
タイミングによって、
みえかたはまったく異なります。
その異なりを認識し、
他者のみている景色を想像することが、
世界をつなぐ大きな一歩になると
信じています。
おなじ海をみていながら、
異なる思想や歴史をもつ人々が、
いま、世界中で争いを繰り広げ、
分断を深めています。
阿久根うみまち芸術祭は、
さまざまな海の景色を楽しめる
鹿児島県阿久根市を舞台に、
アートを通して
他者とつながりあう実践です。



artist招聘アーティスト
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碓井ゆい
美術作家
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ウラベメグミ(Utte)
アーティスト/生地職人
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塩谷歩波
画家
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齋藤陽道
写真家・文筆家
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sanaka
クリエイティブユニット
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田中重人
美術家・詩人
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富松篤
彫刻家
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細原裕香
デザイナー/写真家
+
九州若手枠アーティスト4名
7月下旬発表予定!
about開催概要
- 会期
- 2025年10月11日(土)
〜11月3日(月・祝) - 会場
- 鹿児島県阿久根市
- 主催
- 阿久根うみまち芸術祭実行委員会
実行委員長

阿久根市 副市長上野淳
阿久根市では、「豊かな心が育まれ文化の薫るまち」をまちづくりの目標のひとつに掲げ、多くの文化芸術事業を実施しています。
初開催となる「阿久根うみまち芸術祭」では、市内外からお招きするアーティストの様々なアートを通して、ご来場いただく皆様に「自然」や「人」など阿久根ならではの魅力が伝わるとともに、次代を担う子どもたちの豊かな心を育む一助となることを願っています。
キュレーター

文筆家
映像作家・俳優小川紗良
幼少期からゆかりがあり、映画の撮影等でもお世話になっている阿久根。「このまちで何かやってみませんか?」とお声がけいただき、このたび芸術祭を立ち上げました。
特にここ10年ほどで、阿久根が変化しつつあるのを感じています。便利さや効率の良さといった価値観とは別のところで、心地好く暮らし、少しずつやりたいことを実現する。そういう喜びを分かち合う人々がこのまちに集い、新たな風が吹きはじめています。
その穏やかな風のなかで、アートを楽しんでもらいたい。このまちの自然の美しさ、コミュニティの豊かさ、地域文化の面白さに触れてほしい。そして市民のみなさんや、私自身も、まちの魅力を再発見する機会になればと思っています。

まちの灯台阿久根
代表石川秀和
私は移住者としてこの町に暮らしています。
両親は北海道出身で現在の実家は富山県です。転勤や進学、就職などで居住地が変わり、割と多くの町に暮らす経験をしてきたと思いますが、私はこの海町の景色やこの町に暮らす人に特に愛着を感じています。
ですので、この芸術祭を通して阿久根にお越しいただける作家様、来場者様にも私が大好きな海町の空気を感じていただけることがとても楽しみですし、この町の景色や日常を活かした展示や作品と場の反応から生まれる作用という所を大事にしながら、キュレーターとして皆さんがより楽しめる芸術祭になるよう関わって行きたいと考えています。
公式ロゴデザイン
阿久根の海岸線から望む東シナ海に沈む美しい夕日の風景をベースに、太陽部分は特産品であるボンタンなどのかんきつ類を、海の部分は人・地域・アートそれぞれの「出会い・つながり」をイメージしています。この自然豊かなまちを舞台に「違うもの」同士の交わりが生まれ、地域の再発見の機会になることを願っています。

イラストレーター竹添星児
1981年鹿児島県姶良市出身。さつま町在住。広島大学工学研究科修了後、エンジニア、NPOスタッフを経てフリーランスのイラストレーターに。雑誌・企業誌・広告・ご当地マップ・商品パッケージ・WEBなど幅広い分野の制作に携わっています。

akune阿久根について
鹿児島県の北西部に位置する
阿久根(あくね)市。
東シナ海に面し、その美しい景色とともに、
漁業が盛んな港町として栄えてきました。
そんななか、近年は若い移住者や、
起業する女性たちの姿もみられ、
豊かな子育て環境も育まれています。
人口18,000人ほどの、ちいさなまち。
だからこそ地域でつながりあい、
やりたいことが実現できる
「ちょうどいい」まち。
阿久根はそんなところです。